”ジングルベル”にも似たクリーム色の花が、クリスマスを彩るように咲き乱れている。上新城の柏原美佐子さん宅の庭を覆う、その花の名は「エンジェルストランペット」。ナス科の熱帯植物で、冬の寒気にも負けず数百輪の花が鈴なりになって、道行く人の足を止めている。
10年前、友人から小さな苗をもらったという柏原さん。鉢に植え玄関先に置いておくと、根を生やしたという。水や米の研ぎ汁などを与え続けると、12月でも花を咲かせるほどに大きく成長。
地域の人からは「自然にできたクリスマスツリー。ジングルベルにも見える」「まるで袋田の滝のよう」などの声も。夜になるとほのかに香る幻想的な花。柏原さんは希望があれば花と枝を分けてあげているという。