北条氏康(1515頃―1571)の没後450年特別展「北条氏康伝」が、小田原城天守閣4階企画展示室で開催されている。
戦国時代、小田原を本拠に関東一円を治めた小田原北条氏。市資料によると3代当主・氏康は、河越合戦に勝利して扇谷上杉氏を滅ぼし山内上杉氏を越後に退け、武田・今川両氏と三国同盟を結ぶなど北関東に勢力を伸ばした。また検地や税制改革を実施するなど領国支配制度の整備を進め、政治・軍事・外交に卓越した手腕を発揮し「今代天下無双之覇主」とたたえられたとされる。
特別展では氏康の書状、刀、所領役帳のほか、後世に氏康を描いた浮世絵や軍記物など資料約60点を展示している。
2月28日(月)まで。開館午前9時から午後5時(入館締切4時30分)。入館料/一般510円・小中学生200円。問い合わせは同館【電話】0465・22・3818。