「火の用心」響く
中村地区連合町内会の山谷会(須田俊男会長=人物風土記で紹介)は火災や犯罪などへの注意を呼び掛ける「夜警」を昨年12月30日に行った。
暖房器具や火気を使用する機会が増える年末に実施する行事で、2グループに分かれて実施。拍子木を打ちながら「火の用心」と巡回し、子どもが犯罪に巻き込まれないように呼び掛けた。
感染症対策の下、夜警後に親睦会を開催した。交流から「顔の見える関係」が構築されるという。須田会長は「会話を重ねて交流を深めることで、町内会の活動にやりがいや楽しみを見出してもらいたい」と話す。
また、コロナの影響でイベント中止を余儀なくされる中、災害発生時に住民有志が率先して子どもや高齢者の安全を守る「たすけ愛隊」の人員増加に力を入れる。「子育て世代が町内会の活動に関心を持つきっかけになれば」との意図も込められている。ベテランから若手へバトンをつなぐ取り組みを模索していく。