小田原漁港の小田原さかなセンターそばに2月9日、飲料と共に小田原ゆかりの土産を購入できる自動販売機が設置された。敷地内には珍味を販売する自販機もあり、24時間非接触で小田原土産を購入できる。
設置したのは飲料の自動販売機設置や運営を行う株式会社アークル(中島賢治代表取締役・小田原市)。同社は「自動販売機で飲料以外にお土産が買えたら面白い」と昨年、石垣山一夜城歴史公園付近に飲料と市内企業製作のオリジナル手ぬぐいなどを購入できる自動販売機を設置していた。
2台目の設置場所を検討していたところ、同センターそばに珍味を取り扱う、ユニークな自動販売機を見つけたという。
珍味の自動販売機を設置しているのは、水産仲卸会社「株式会社鮑屋(あわびや)」(市川将史代表取締役社長)のグループ会社「株式会社エンイート」。珍味ブランド「魚商 小田原六左衛門」の主力商品「小田原合戦づまみ」が購入でき、珍しさと手軽さで好評という。そこでアークルは「地元の観光を盛り上げたい」と小田原土産の自動販売機設置を市川代表に打診し、近隣に置くことになった。
小田原漁港の販売機では漁港オリジナルの木札やランダムで色違いの手ぬぐい、一夜城に縁のある武将の家紋ピアスを購入できる。市川代表は「小田原漁港で美味しい食事を、また思い出と共におつまみやお土産も楽しんでいただければ」とコメントした。