八幡上町商店街くらま会(中野智行会長)がこのほど、同商店街の昔の写真をまとめた冊子「八王子 江戸と昭和と令和」の改訂版を発行した。
同商店街は6、7年前から商店街の観光、歴史などをまとめた冊子を毎年発行している。
今回は2019年に発行し、好評だったものの改訂版。新たに追加したのは、多摩群由木に生まれた高僧「普光観智国師」の紹介。徳川家康と親交が深く、増上寺を徳川家の菩提寺として地位を向上させた人物である。
八幡町に縁があり現在の八王子の礎を築いたという大久保長安の紹介と合わせ、江戸時代の八王子の情報が厚みを増した。改訂版を編纂した戸田光祐さんは「現在の骨格がほぼ出来上がる江戸の八王子が一番面白い。街を知るきっかけになれば」と話す。中野会長は「家康にまつわる大物人物たちが八王子で交差していた。歴史好きの人も『おっ』と楽しめる一冊」と話す。
また、「本当に喜ばれる」という昭和を中心とした平成、令和の八幡町の写真も収録。限定4000部。冊子の問合せは肌着のイツミヤ【電話】︎042・622・8362。
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公開日:2022-03-07