麻生区内などの小学生から高校生までが所属する「新百合子どもミュージカル」の第20回公演が3月26日(土)、多摩市民館大ホールで行われる。
年に一度定期公演
2001年に誕生し、演技や歌、ダンスのプロから指導を受け、年に一度定期公演を行う同団体。今回上演する『ピエロ人形の詩(うた)』は、やさしいピエロ人形と出会ったひとりぼっちの少女ナナが、やさしさや幸せを見つけていく姿を描く。昼組と夕組の2回公演。
昼組で主役ナナを演じる小野天音さん(千代ヶ丘小4年)は「素直になれず意地悪してしまうナナが、ピエロと出会うことで本当のやさしさを見せていく過程に注目しほしい」と見どころを話す。
同劇団に所属する小学2年生から高校3年生まで27人が出演。所属年数も異なるが、団の雰囲気は「元気な子も、静かな子もいて、みんなフレンドリーで家族みたい」と、昼組で青年役の今宮かれんさん(金程中3年)は語る。
手足も細かくそろえて
配役はオーディションで決定。秋から稽古を続けてきた。3月8日には麻生市民館で、振り付けを細かく確認する稽古が行われた。劇団員は歌い踊りながら、立ち位置や振り付け、手足の角度などを確認。指導者から「手足がそろえばすごくきれい」と指摘される中、稽古の合間には、同じ役の上級生が下級生に教える姿もあった。
衣装やチケット販売などは、劇団員の保護者による父母会が支える。今宮さんは「お母さんたちも裏で準備してくれているから、私たちもがんばろうという気持ちが強くなる。いい演技をすることで感謝も伝えられたら」と思いを込める。
舞台からパワーを
本番では「舞台からパワーを届けたい。学校の友だちにも、ミュージカルをがんばっている自分の一面を知ってほしい」と小野さんは意気込む。
昼組は午後1時開演。夕組は5時開演。チケットは有料(全席指定)。4月に収録配信有。
問い合わせは【メール】shinyuri_k_m@yahoo.co.jp。