横浜市港北区城郷地区の住民らが薄紙で折った手づくりの桜が周辺5会場に展示され、道行く人々の目を楽しませている。
同企画は「桜サクPROJECT2022」と銘打った地域の絆を育むためのもの。桜づくりや会場設営には、子どもから年配者まで約200人が携わった。
企画を主催したのは、しろさと絆プロジェクト実行委員会(梶原啓嗣実行委員長)。地域の協力者らに白色・薄いピンク色・濃いピンク色の薄紙を配り、協力者が折り終えたものを回収するなどし、一つひとつ広げて花を完成させた。その数は約2100個。
会場は、
- JR小机駅と
- 小机商店街事務所、
- 城南信用金庫小机支店、
- 城郷小机地区センター、
- 城郷小机地域ケアプラザ。
展示は4月21日までを予定している。
JR小机駅の曽我部敬駅長は「地域の一員として、住民の方々との交流を深めたい」との思いで協力した。展示会場では、ラッシュ時でも足を止めて写真を撮る利用客の姿が見られるという。
梶原実行委員長は「『(企画を知った地域の人に)お手伝いしたい』と言ってもらったことも」と声を弾ませ、「皆で同じ目標に進むのは楽しいこと。この企画が地域の一体感につながれば」と話していた。