巨体を揺らし、悠々と前進するゾウの優し気な瞳――。中島由夏展「SOZOとは?」が4月14日(木)から24日(日)まで、HANPAもろいそ(諸磯1879の3/浜諸磯バス停そば)で開かれる。
鎌倉生まれの中島さん。玉川大学芸術学部卒業後、会社員として勤務する傍ら、趣味で絵を描いていた。創作への熱が高まり、20代後半で英国へ。現地の様々な作品に触れながら自身の腕を磨いた。
ある日、動物園で目にしたゾウのカップル。「互いの鼻を絡ませ合う愛情深い光景に胸を打たれた」。以降、ゾウを題材にした作品を数多く手掛けるように。表現の枠はキャンバスのみに留まらず、机や椅子、靴、マスクにまで飛び出している。
企画・キュレーションは吉井大輝さん。「美術館のない街に新しい”間”を創造する」を掲げ、昨秋、同所を開設した。油彩画家・上野憲一さん(小網代在住)の個展に続き、精彩に富んだ色調で「想像」から「創造」された約40点を展示する。午前10時から午後4時。18日(月)と19日(火)休館。詳細は吉井さん【携帯電話】090・6948・2747