大磯町で毎年5月に開催されている「相模国府祭」(さがみこうのまち)の中止が、4月4日に発表された。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためで、今年で3回目の中止となる。
6社の宮司や総代ら関係者でつくる類社会で今年の開催に向けて協議を重ねてきたが「県内外から多くの人が拝観に訪れる祭典を行うことは難しい」と判断。神揃山や馬場公園での神事・行事を中止し、六所神社での神事のみ神社関係者だけで執り行うこととした。
同祭は、県内の6つの大社(寒川神社、川勾神社、比々多神社、前鳥神社、平塚八幡宮、総社の六所神社)が参集し「座問答」や「鷺の舞」などの古式ゆかしい神事を今に伝える祭典として県の無形民俗文化財にも指定され、毎年大勢の見物人で賑わいを見せていた。