座間市内のジャズ愛好家で結成されたアマチュアバンド「ZAMAビッグバンドジャズオーケストラ」が結成25年を迎え、5月3日(火)にハーモニーホール座間で記念コンサートを行う。バンドにはキャンプ座間の陸軍軍楽隊のメンバーも所属し、音楽を通した国際交流が続けられてきた。
バンドは、市内在住の清水靖雄さんが中心となり1997年に結成。「メンバーの和をもって地域貢献する」をモットーに、市内のイベント出演や高齢者施設などへの慰問をしてきた。
2014年からはキャンプ座間の在日米陸軍軍楽隊との交流が始まり、18人の会員の中には現役の隊員2人、退役した隊員2人がいる。
「サニーサイド」も
コロナ禍でイベント出演や公演が中止となり、今回は2年半ぶりの演奏会となる。「Little Brown Jug」など往年の名曲のほか、ドラマで話題の「On the Sunny Side of the Street」も披露する。
現役の軍楽隊で、今年8月に3年の任期を終えてアメリカに帰国するベースのジェイ・クレモンズさん(50)は、「公演のなかった2年半は、長い準備と練習の期間だと前向きに捉えている。帰国前に皆さんに披露できることが叶い、とてもわくわくしている」と意気込む。
クレモンズさんは高校生のときにギターを始め、前任地のドイツでコントラバスと出会った。今回のコンサートでは、第二部の最後を飾る「Cute」でソロパートもある。
クレモンズさんは座間の地域住民を中心としたのアマチュアバンドに所属していたことについて「言葉は通じなくても音楽では分かり合えることもあり、世界共通言語だと実感した。バンドでの活動はとても楽しい」と笑顔を見せた。
午後1時30分開演、全席自由で前売り千円、当日1200円。(問)清水さん【電話】046・254・1328