小田原城址公園にある藤が今年も花を咲かせ、来園者の目を楽しませている=写真。
この藤は大正天皇が皇太子時代に、召馬が駆け込んで散らした花に「見事な花に心なきことよ」と感嘆されたことから「御感(ぎょかん)の藤」と名付けられたという。かながわの名木100選にも選ばれている。
4月19日にはハト除けネットの撤去作業が行われた。この時季は園内とお堀端通りに植えられたツツジ約1900本も開花し始めており、観賞に訪れた人は「藤とツツジを一緒に観ることができて良かった」と笑顔を見せた。
小田原城総合管理事務所は「天候にもよるが、今週末から4月末にかけてが見頃。感染症対策にご協力の上、ご覧いただければ」と呼び掛けている。