夢見ヶ崎動物公園(幸区南加瀬)の慰霊塔前広場に2022年もこいのぼりが泳ぎ始めた。2022年は大小合わせ約50匹が並ぶ。5月20日頃までの予定。
同公園の緑の管理を行うボランティア団体「さいわい加瀬山の会」の成川七郎会長(81)が雨天日を除く毎朝5時30分ごろから1時間近くかけて掲揚している。大変な作業だが、「子どもたちの喜ぶ顔を想像しながらあげれば大したことない。ラジオ体操に集まる人たちも手伝ってくれる」と笑顔を見せる。
きっかけは8年前小さなこいのぼり
8年前に100円均一ショップで買った小さなこいのぼりを公園内に置いたところ、近所の保育園の子ども達が大喜びしたことがきっかけだった。3年前には幸区役所が家庭で使わなくなったこいのぼりを集め、同会に運用を託した。
祖父と公園を訪れた石井優作さん(5)は「こんな大きいこいのぼりは初めて見た」と大興奮。祖父の尾崎透徹さん(71)は「こいのぼりが上がっているとは知らなかった。ちょうどいい時に遊びに来られてよかった」と話した。