川崎市岡本太郎美術館で2022年5月から、常設展「太郎の創造展―創らなければ、世界はあまりにも退屈だ」が開かれている。8月31日まで。
制作過程を紹介
岡本氏が制作前に描いたドローイング(下書き)と完成作品が同時に並び、制作過程を紹介する同展。同館には約700点のドローイングが収蔵されており、今回は『マラソン』『死の灰』『天に舞う』などを展示する。特に点数が多いのが油彩『天空に我あり』のドローイングで、65点のうち4点を並べている。同館担当者は「試行錯誤した過程をみてほしい」と話す。
このほか、岡本氏が使用した筆や油絵具、パレットなどの道具も展示。少年時代のエピソードや作品制作に込めた思いを会話形式のパネルで伝えている。
要観覧料。中学生以下無料。6月25日から8月28日は企画展「小松美羽展 岡本太郎に挑む」も開催され、事前予約制となる。詳細は同館ウェブサイト。
(問)【電話】044・900・9898