栄区出身 20年に「グラミー賞」
栄区出身で現在はニューヨークを中心に活動するバイオリニストの徳永慶子さんが6月11日(土)、栄区民文化センターリリスでコンサートを開く。午後7時開演(6時30分開場)。
今回のコンサートは「音楽でめぐる世界旅行」と題し、ピアニストの小田裕之さんとともにヨーロッパ各国の作曲家の楽曲を演奏し、トークでは楽曲のエピソードを紹介する。3回目となるツアーの一環で、徳永さんは「クラシックだけど難しく考えず、またこんなご時世なので旅行気分を音楽で味わってもらえたら」と呼びかける。
全席自由で一般3000円、高校生以下1000円(詳細は下記2次元コードからウェブページを参照)。
高校時代に渡米
5歳の頃からバイオリニストを目指していたという徳永さん。幼稚園から高校まで湘南白百合学園(藤沢市)に通ったが、高校2年の時に単身渡米し、ジュリアード音楽院予科に編入した。
その在学中から学生同士で弦楽四重奏団「アタッカ・カルテット」として活動し、2020年には第62回グラミー賞最優秀室内楽・アンサンブル部門を受賞。日本人バイオリニストとしては初の快挙という。
現在は邦楽やジャズとのコラボにも積極的で「アジアの伝統音楽とクラシックなど、国の垣根を超えた音楽を作っていきたい」と話す。