船越町の仲通り商店街の一角に5月28日、「三本の木 子ども図書室」が開所した。
普段は音楽教室として使われているスペースで子ども向けの絵本が並び、自由に読むことが出来る。代表の夏苅由希さんが構想を長年温めてきたもので、「あらゆるものがデジタル化された今だからこそ、ページをめくる音や速度、紙の質感などリアルな本の良さを知り、興味を持つきっかけになれば」と話す。読み聞かせなども行っていく予定という。
さらにその中の一角に、今年3月に閉鎖された「上町休憩室」が「船越出張所」として復活。小説や文学書、詩集など、多ジャンルでビンテージ感漂うレア本が新たな読者の訪問を待つ。
いずれも開所は不定期で、利用は無料。時間等について、「三本の木 子ども図書室」は前の案内板で、「上町休憩室 船越出張所」はツイッターで発信していく。