午前8時30分過ぎ、JAよこすか葉山 くりはま支店前(久里浜1の17の10)では、色とりどりのとれたて地元農産物がずらりと並び、営業開始を今か今かと待つ買い物客が長い列を作っている。
今年3月のオープン以降、新鮮・安価・高品質の3拍子揃った野菜や花を目当てに訪れるリピーターが絶えないという。この日はトマト、じゃがいも、たまねぎ、そらまめなどが用意されると飛ぶように売れていた。
これらを出品しているのは、かつて久里浜・北久里浜・浦賀支店前で直売していた生産者グループ。JAは今春、林から久里浜へ本店を移転。先の3店舗と佐原支店を統合した「くりはま支店」を新設し、店舗の入り口前に開催場所を移した。長井や北下浦地域に比べると、農家の件数こそ少ないが、久村や佐原でも生産されている。
浦賀でもにぎわい
また、県道208号沿い浦賀ドックそば(浦賀4の6)の直売所も、顔なじみの地元客で毎朝にぎわいを見せる。旧支店前で20年以上行われてきたが、店舗統合に伴って4月から現在地に移転したばかり。浦賀や吉井など近隣でとれたものを”浦賀野菜”として販売し、好評を博しているという。