スポーツやイベントを通じた地域交流拠点として、住民の健康福祉や住みよいまちづくりに貢献するNPO法人高津総合型スポーツクラブSELF(菊地正理事長)。高津中学校の学校施設を活用し、乳幼児から高齢者まで幅広い世代に「地域の遊び場」を提供する。バスケや卓球など一般的なスポーツに留まらずフラダンスや殺陣剣術、「走り方教室」に茶道など40種以上の多彩なプログラムを毎日開催。地域交流の輪を広げている。
高津スポーツセンターの運営管理のほか区内3校の運営を担う「地域の寺子屋」では企業や団体と連携した体験教室も展開。中学校の部活動改革の一助として指導者の派遣も行うなど、地域課題解決の一翼も担う。今年度からは「放課後等デイサービスSELF」も新たにスタートし、学校生活で困り感のある生徒への支援も始めた。職員は全て経験豊かな元教員。一人ひとりの可能性を信じ、多様な活動で将来に向けた力を育んでいく。
「地域の人や企業、資源をつなぎ、新たな活動や価値を生み出す『ソーシャルデザインセンター』のような役割を担いたい」と鈴木章弘事務局長。さまざまな活動を通じ法人全体でSDGsの理念を体現している。