小田原市の宮小路エリアに7月、「シェアレストラン&ショップ」という新たな業態の「宮小路オールド」(本町2の5の19)が本格稼働する。同スペースは開業に向けた試行的な活用や、日ごろの趣味を披露するチャレンジの場だ。
宮小路オールドを管理運営するのは、市内栄町でバーを経営している円山房江さん(52)。
築年数は不明、20年以上空き家だった木造住宅を改装し、カウンターがあるキッチン(12・3平方メートル※営業許可付)とテーブルスペース(11・8平方メートル)、出入口があるショップスペース(6・4平方メートル)などを設けた。各スペースを組み合わせて時間貸しで提供する。
バー来店客との会話から「店をやりたい」というニーズを感じていた円山さん。「建築の仕事から40代後半で飲食店を開業した自分の経験もあり、幅広い世代の一歩踏み出したい人をサポートできる場を」と、1年ほど前から計画を進めてきた。
現在は1週間ほどの小料理店やランチ営業といった問い合わせが20代から60代まで、幅広い世代から入っているという同スペース。「宮小路エリアは個性的なお店が増えている。『本気のチャレンジを気軽に』というスタンスで地域活性にもつなげていけたら」と円山さんは期待する。同スペースの詳細はHP(https://miyakouji-old.com/)で確認を。