障害者向けグループホーム『宮前かぐやの里』に、「漫画界一の流麗な線描」と評され、黄桜酒造のカッパの絵で知られる小嶋功さん(元日本漫画家協会名誉会長)の作品が飾られている。
施設内で存在感を一際放っているのは、雪月花シリーズの『雪女夢幻』。同施設の渡邉寛美理事長が個人所有する、3枚あるシリーズのうちの一枚を、梅などの季節の花々とともに飾った。
「怖いほどに妖艶な美しさに、まさに夢幻ですね。コロナ禍で美術館にも気軽に足を運べないので、このたよりで楽しんでいただけたら」と呼びかける渡邉理事長。「外は雪。自宅近くの平瀬川のねこやなぎも、固いつぼみから銀白色の花芽がつきはじめました。3月になれば、かぐやの里近くの植木の里には、ボケやサンシュユの花が咲き始めます。厳しかった冬を乗り越えた後の春。それはそれは楽しみです。春はすぐそこまで来ていますよ」と話している。
3月には、同シリーズの春の作品を、かぐやの里だよりで伝える予定。お楽しみに。