友しのび平和を願う
港南区の特定非営利活動法人「国際交流ハーティ港南台」で名誉会長を務める小野里純子さんが、「『マリコ・寺崎・ミラーを偲んで』~日米の狭間に生きて、反戦と平和を生涯希求し続けたわが友を語る~」と題した講演を、7月29日㈮に港南公会堂で実施する。
マリコ・寺崎・ミラーさんは1932年、日本人外交官の父と米国人女性の母との間に生まれた。戦争の時代に翻弄された経験から、反戦と平和を訴える講演活動などに尽力。2006年には旭日中綬章を受賞した。
2人の出会いは2003年。マリコさんのホームステイ先に小野里さんの家が選ばれたことがきっかけだった。以来、海を越えて互いの家を行き来する仲に。マリコさんが2016年に亡くなるまで交流は続いた。
小野里さんは「ウクライナ情勢を受けて、世界平和を訴え続けていたマリコさんのことを思い出した。彼女の思いを伝えられるのは自分しかいないと思った」と講演への思いを語った。当日は午後1時開場、1時30分開始。参加費は無料。