平塚市東中原在住の片山勝さん(83)が9月4日まで平塚市美術館市民アートギャラリーA室で油彩画など84点を展示した個展を開催している。午前9時30分〜午後4時50分(最終日4時)。
片山さんは富士見小学校1年生の時に終戦を経験。物のない時代に育ち竹飛行機や竹鉄砲など遊び道具を自作する手先の器用な子どもだった。
横浜ゴムに就職後、油性マジックなど気軽に手に入る道具で自画像や庭の花を描き始めた。描く画材やモチーフは広がり、趣味のゴルフで見かけた富士山の絵を描くように。片山さんは「富士山の三角形をいかに多彩に表現できるか挑戦しました。ぜひ見てほしいです」と話していた。