中区本牧地区では、町内会や商店会、地元企業らが協力し、本牧の魅力が詰まったカプセルトイの機械「本牧街ガチャ」を地区内10カ所に設置する。10月9日に本牧山頂公園で実施される「本牧ハワイアンフェスタ」でお披露目。本牧地区外へのアピールだけでなく、地元の人にも改めて歴史や文化を知ってもらい、まちを盛り上げていきたい考えだ。
歴史や名所30種類を用意
神奈川トヨタ自動車を核とする(株)KTグループとNPO法人YSCCが1月に締結した「地域連携活動に関する協定」の取り組みの一環。
「街ガチャ」は、千葉県船橋市など他自治体の実施例を参考に今年5月ごろ、同社のJIMOTTOカンパニー室から提案があった。6月には本牧通り沿いの関係者らが集いワークショップを行い、子どもから高齢者まで誰もが楽しめるようアイデア出しとカプセルの中身の選定を行った。
中身は、三溪園や神奈川臨海鉄道・横浜本牧駅などの写真を使用したアクリルスタンド、山本周五郎や四角いピザのキーホルダーなど全30種類を用意。カプセルは環境にやさしいバイオプラスチックを使用する。
本牧神社のキーホルダーが入ったカプセルには絵馬引換券を入れるなど、足を運んでもらえるような工夫も凝らす。
ガチャ機械は、本牧神社・本牧館・岩波笑店・シーメンスクラブ・本牧ベース・まちカフェ「楽」・三溪園・地区内3カ所の地域ケアプラザの計10カ所に設置される予定。1回300円。中身は10種類ずつ、半年ごとに更新される。