(一社)乳がん予防医学推進協会で理事を務める遠藤一恵さん。
「今、30代の乳がん患者が増えています。30代は子育てや仕事に忙しい。子連れで検診に行くのはハードルが高いため、こちらから出向くことでハードルを下げられたら」。同会では、県内各所でワンコイン検診を行うなど、啓発活動に奔走する。
普段は、倉田会メディカルサポートクリニック(四之宮)で放射線技師として働く。これまで検診で、「胸に違和感があるけど、何科を受診したらいいのかわからないという相談をたくさん受けました。最初に違和感を覚えた時点で乳がんの疑いを持てるように、正しい知識を持ってもらえれば」と話す。「受診をためらわず、症状がある場合はすぐに受診してください。自分の大切な人のために自分を守ってほしいですね」と乳がん検診の大切さを話した。