小田原発のブランド野菜「下中たまねぎ」がこのほど、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」と初コラボを果たし、グッズ3種類が地域限定で販売されている。
コラボグッズはクリアファイル(440円)、ジャガードタオル(660円)、ランチトートバッグ(1320円)。橘商工会の大村光俊さんが発起人となり、ご当地グッズを製作している(株)あすなろ舎に依頼した。「この地域には商業や工業だけでなく、農家がたくさんいる。生産者を応援したい」と大村さん。約1年間かけて商品化した。販売から約1カ月で500個以上が売れたという。
グッズに描かれた景色は、下中地区などで農業を営む石塚明さんのたまねぎ畑からの眺望をイメージしている。デザイナーを現地に案内し、同会女性部の峰尾由美子さんがより忠実な表現になるようデザインを監督した。
甘さとやわらかさが特長の下中たまねぎは今年、グルメ番組で地上波放送されるなど全国的な認知度が高まっている。石塚さんは「キティちゃんの力を借りてより一層、認知が広がれば」と期待を込めた。グッズは橘商工会(前川391)や地域の小売店11カ所で販売している。販売場所の詳細などは同会【電話】0465・43・0113。