「やったらやった分だけ結果が出るのが楽しいですね」ーー。
そうボディメイク（ダイエット）の魅力について語るのは、新百合ヶ丘の尻手黒川道路「吹込交差点」そばにあるパーソナルトレーニング専門のボディメイクスタジオActryse（アクトライズ）のオーナー兼トレーナーの松岡正之さんだ。
松岡さんは、印刷業を経営する傍らで、健康のためにマラソンを嗜んでいた。10年程前に、体力・健康増進を目的にトレーニングジムに通い始め、趣味が高じて、NSCAーCTP（全米ストレングス＆コンディショニング協会）認定のパーソナルトレーナーや、日本ボディトレーナー協会の認定カイロプラクターなど複数の団体の認定トレーナーの資格を取得。昨年、同スタジオをオープンさせた。
トレーニング×整体×食事管理
同スタジオの基本方針は、トレーニング×整体×食事管理の３つを組み合わせて、なりたい身体を一緒に目指すこと。また、「ボディメイクの基本は『正しい姿勢』から」の考え方のもと、トレーニング前後の「骨盤調整」「PNFストレッチ」「コンプレフロス」「カイロプラクティック」を重視する。
- 「理にかなったトレーニングと食事コントロールで、誰でもメリハリのあるボディをつくることができます」と松岡さんは身体づくりのポイントを語る。
座右の銘である「指導者たるもの実践あれ」のもと、健康美を競うコンテスト「ベストボディ・ジャパン」の全国大会にも出場する松岡さん。自身が経験した実績をもとに、お客さんの希望の目標体型に合わせて、その人の年齢や能力、筋力など個々にあったメニューを考案。マンツーマンで指導してくれる。「机上の計算、プラン通りにはいかないもの。『一貫性』『正確性』『柔軟性』を持って指導させてもらっています。その日の状態などを見ながらトレーニングの負荷や、脂質、たんぱく質の摂取の仕方など食事のアドバイスをすることを大切にしています。中高齢者の方も、今まで失敗ばかりの方も、無理なく徐脂肪することが可能です」と笑顔で語る。
楽しみながらボディメイクを
ジムには、スポーツに取り組む中学生から、シニア世代まで幅広く通う。「やらないといけないという強迫観念は負のスパイラルに陥りやすい。肩ひじ張らずに軽くできることを、日々のルーティーンに組み込むだけで結果は出てきます」と秘訣を語る。特に、食事については、適切な時間と量を守れば我慢を強いる必要はないという。
「ボディメイクは我慢大会ではありません。自己流は、ケガや体調不良を引き起こす原因にもなりますし、長続きしなかったり、成功してもリバウンドしやすかったりします。適切な方法でやれば、やったらやった分だけ結果は出てくるので、それを楽しみながらやることが大切です。自分もそうした経験をしていますので、そのノウハウをお伝えしていきたいですね」と引き締まった身体から自信をのぞかせる。
コロナ下で運動不足の人や、中年太りに悩む人などが多い。これからの時代は、ますます高齢化が進む。特に麻生区は、高齢化率が市内で最も高い。だからこそ、健康寿命の延伸が課題となる。松岡さんは「自己投資するほど違いは出てくる。特に、若い時よりも筋力や体力が落ちてきている40代あたりから始めるとその違いは顕著です。運動することの大切さを多くの皆さんに伝え、広めていきたいですね」と今後の目標を語る。
体験コースを用意
同スタジオでは、初めての人向けに体験コース（1回65分：3500円）を用意。「『運動したい』『プロのボディメイクを受けてみたい』という方は、まず体験コースから受けてみてはいかがでしょうか。一緒に運動を楽しんでいきましょう」と話している。
