ざるを伏せたような丸みをおびた形状で、色とりどりに咲き誇る「ざる菊」の花見会が、今年も10月28日(土)から南区磯部にある勝坂(かっさか)歴史公園近くの農園で開かれる。近隣在住の有志20人でざる菊の栽培に取り組んでいる「新磯(あらいそ)ざる菊愛好会」(藤曲和美(ふじまがりかずみ)会長)が主催。11月3日(金・祝)には式典も行われる。
式典は11月3日
花見会は同会が発足した2009年から始まり、今年で9回目。およそ750坪の段丘に、紅、白、黄色、ピンクなど約10種類、1300株を超えるざる菊が整然と並ぶ。花見会は11月12日(日)まで。期間中はほぼ毎日、会場でざる菊の鉢植えや地元野菜、石焼きいも、玉子の販売を実施する。鉢植えは大きさによるが、大体1株2千円くらいまでとのこと。野菜などは午前中に売切れる場合もある。
3日の式典は午前11時から。勝坂はやし保存会、相模の無鉄砲太鼓、オカリナの演奏が行われる。また地元の婦人有志が腕をふるったうどんの振る舞い(無料・先着100人)や、地元の新磯商盛会による飲食店舗の出店なども予定。
今年も相原高校(緑区)の学生が協力し、式典での司会や店舗での販売などを行う。また、新磯小学校6年生も授業の一環として手伝いにくる予定。
会場は勝坂歴史公園スポーツ小広場の南側にある個人農園。期間中は午前10時頃から午後3時頃まで入場でき、勝坂子どもの広場が臨時駐車場として開放される。問合せは同会【携帯電話】080・4168・8848へ。
縄文まつりで古代人体験
勝坂式土器の発祥地で、縄文時代にちなんだ学び・遊びを体験できる「勝坂遺跡縄文まつり」が11月3日(金)、史跡勝坂遺跡公園(南区磯部1822)で開催される。午前10時から午後1時まで。小雨決行。主催は市教育委員会。
公園内にある縄文時代中期の集落跡で、古代の体験を楽しめる恒例のイベント。当日は、土器の野焼きや縄文人の調理実演、縄文ペンダントの製作、発掘調査、石器製作体験などを実施。また弓矢体験、火おこし(検定あり・1回500円)といった古代コンテンツが楽しめる。さらに勝坂自治会連合会、新磯観光協会による模擬店など盛りだくさん。火おこし検定、物販以外は無料。問合せは市文化財保護課【電話】042・769・8371、当日のみ公園管理棟【電話】046・257・7855へ。