金沢区並木にある並木ラボ内に12月７日、区内で５番目となる「親と子のつどいの広場　あしたひろば」がオープンした。０歳児から未就学児までの保護者や家族、これから子どもを持つ母親父親が自由に集い遊べる場所を提供していく。

　運営は並木ラボを運営する一般社団法人金沢シーサイドあしたタウンの「あしたひろば」スタッフ。10人のスタッフがシフトを組んで、毎週月曜、水曜、土曜日に開く（祝日、年末年始は休館）。利用無料で午前９時30分〜午後２時30分。

　代表を務める臺野里江子さん（48）は、４人の子どもの母親だが子育て事業に関わるのは初めて。代表のなり手がいないと、ママ友に声をかけられた。「第一印象は『楽しそう』。私自身、並木で育ち子育てをしてきた。そんな”ふるさと”で子育てが盛り上がるのはすごく良いことだと思った」。地元とのつながりや知識があり、働いてきた経験も役立ちそうだと、代表を引き受けた。「経験のない私のような人だと、敷居が低くて皆が参加しやすいかもと思って。あと孫と仲良くなりたかったのも一因」と笑う。

オープンな場所に

　住宅地の中のマンションの一室を利用したつどいの広場が多い中、「あしたひろば」は商店街の中の多世代の地域住民が集う並木ラボ内にある。外から見えるオープンな作りも特長だ。

　父親も訪れやすいようにと土曜日にも区内で唯一、開館している。

　初めてあしたひろばを利用したという並木在住の安藤恭子さんは「買い物ついでに立ち寄れるし、こういう場所は並木に少ないのでまた利用したい」と話した。また、キッズスペース以外のテーブルでは飲食もでき、お湯やキッチンが使えるのも好評だ。