ＪＲ武蔵溝ノ口駅と久地駅

　高校生が制作したハンドベルの自動演奏ロボットがＪＲ武蔵溝ノ口駅と久地駅に設置されており、可愛らしい音色と装飾がクリスマスシーズンに華を添え、駅の利用者を楽しませている。

　これは、多摩区の県立向の岡工業高校放送部の生徒らが手がけたもの。

　職員が文化祭などで演目に使用後、音楽室に眠っていたハンドベルを再利用する形で２０１５年に演奏ロボットを制作した。ＮＨＫ杯全国中学・高校放送コンテストの県大会「研究発表部門」で優勝、全国大会出場を果たした作品。久地駅で初めて披露され好評を博し、以来毎年この時期に同駅と武蔵溝ノ口駅にされている。

ヒット曲やクリスマスソングなど

　楽曲は、２０２２年のヒット曲から幅広い世代が楽しめるよう選曲。２０２２年は部員数が半分となったが、ＯＢなども駆けつけ、結束力を高めて制作した。

　部長の塩田優我（ゆうが）さん　(３年)は「２０２２年は楽曲のサビを中心に構成しました。改札通過という短い時間ですが、少しでも聞いてもらって知っている曲があれば嬉しいです」と笑顔を見せる。

　ロボットはクリスマスソングなど23曲を演奏し曲の入れ替えも予定している。武蔵溝ノ口駅は午後３時から７時30分、また久地駅では午後５時30分から７時30分に演奏される。いずれも24日（土）までの設置予定。