横浜市港北区の図書取次所「日吉の本だな」が1月19日、開所1周年を迎えた。
同施設は、港北図書館(菊名)が区の南部にあり、北部エリアからのニーズの高まりを受けて、慶應義塾大学日吉キャンパス内「協生館」1階に設置された。図書の受取・返却、図書館カードの登録会、企画展示などを通じ、区内の読書活動を推進。さらに、区民活動支援センター出張相談会や「まちの先生」ミニミニ講座など、地域交流の場としての役割も果たしている。
初年度の利用者数は5万5126人、貸出冊数は約11万8千冊。市内他区の取次所の初年度と比べても、非常に多い数字となった。20日に同施設を訪れた日吉在住の女性は、「以前は、中原区や都内の図書館に行っていた。理想はその場で本を見て選びたいが、取次所だけでも大変ありがたい」と笑顔を見せた。
1周年に合わせ、日吉出身の「第33第横綱・武蔵山展」(パネル・図書展示)を開催中=写真。展示は、2月末日まで。