「社歌」を社員同士や取引先とのコミュニケーション、企業PRに活用して―。会社の特徴や思いを乗せた社歌動画を審査する「NIKKEI全国社歌コンテスト2023」が2月3日に開かれ、マンション修繕事業を展開する富士防(森崎)が2位に輝いた。
同コンテストは日本経済新聞社が主催。全国から125作品の応募があり、同社を含めた決勝進出の12社が、この日の公開プレゼンテーションに参加した。
若手社員も歌い踊る
同社の”作品”タイトルは「One team〜team22応援歌〜」。富士防の”フジ”を数字に当てた「22」と2022年を掛け、「変革の年と位置付け、新たな挑戦への推進力とするための応援歌として社歌を活用しようと考えた。社員の結束力向上、特に若手の働きがいやワクワク感の醸成に繋げたかった」と同社担当者。
ラップ調で、DeeJay柳さん・Ann Gさんが若手社員の言葉や会社の強みなどを織り交ぜながら作詞を手掛け、三浦市在住のDJ DAIKYさんが音楽プロデュースを担当。プロミュージシャンの手を借りて社歌が完成した。
動画には同社社員が多数出演、森崎にある社屋や作業現場のほか、うみかぜ公園など横須賀の市街風景も多く盛り込んだ。同社常務の岡田圭太さんは「優勝には一歩届かなかったが、社歌の制作を通して、会社全体が一丸となって得られたチームの結束力が何よりの宝」と感想を述べた。
コンテストでは審査員賞の「川嶋あい賞」と協賛社特別賞「JOYSOUND賞」も受賞。今後の社歌の活用としては、「各事業所で毎朝流して結束をさらに高めていきたい」と話した。