つばきの会(逗子市被爆の会)が資料交え惨禍伝える「証言授業」が行われた

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つばきの会(逗子市被爆の会)が資料交え惨禍伝える「証言授業」が行われた

 つばきの会(逗子市被爆者の会、上田芳雄会長)が2月13日、聖マリア小学校で「証言授業」を行った=写真。コロナ禍を経て久しぶりに対面で実施した。

 同会は会員の高齢化と減少が続いていることから昨年、証言をおさめた動画を撮影。会の活動や資料、思いをまとめた冊子も制作した。

 当日は6年生を対象に、同会の宮川千恵子さんが登壇。宮川さんが11歳の時に被爆した様子を語ったビデオを観た後に質疑を行った。生徒たちからは「爆風が想像もつかない。どれくらいのものだったのか」と問いかけられ、「逗子を爆心地とすると江の島くらいの距離に疎開していたが、そこにいても部屋のガラスが割れるほどの衝撃だった」と、上田さんも加わってわかりやすく伝えていた。

 宮川さんは最後に「誰もあんな形で死なせてはいけないと思い、核兵器廃絶運動を行ってきた。皆さんの世代で、世界からなくなるよう願っています」と話した。

住所

神奈川県逗子市まりあ小学校

公開日:2023-02-27

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