ハマっ子目線で横浜をPR!横浜魅力発信アンバサダー「ももクロ」高城れにさんにインタビュー

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ハマっ子目線で横浜をPR!横浜魅力発信アンバサダー「ももクロ」高城れにさんにインタビュー

 アイドルグループ「ももいろクローバーZ」で横浜市出身の高城れにさん(29)が「横浜魅力発信アンバサダー」として活動することが、発表されました。

 高城さんはみなとみらいでソロコンサートが開催されるのにあわせて、3月9日に市歌のメロディーやフレーズ、横浜の名所などが歌詞に入った新曲『レニー来航!!』をリリース。ハマッ子として地元の魅力を発信したいという思いを持ったことがきっかけになり、所属事務所とレコード会社が横浜市へ提案。3者が連携協定を締結し、アンバサダーの取組につながったといいます。

 任期は2024年3月31日までの約1年間。自身や市の公式インスタグラムで横浜のおすすめスポットを紹介するほか、子育て施策のPR、イベント出演などが予定されています。

 今年はももクロ結成15周年の節目でもある年。アンバサダーになった意気込みや横浜での思い出など、〝横浜愛全開″の高城さんにお話を伺いました。(取材日:2023年2月22日、横浜東急REIホテルにて)

インタビューに応じてくれた高城れにさん。ハマっ子トークが止まらない!!

――「横浜魅力発信アンバサダー」として活動することになりました。改めて横浜の魅力を教えてください。また今後それをどのように発信していきたいですか。

 「私は実際に29年間住んでいて、本当に大好きで住みやすいまちだと感じています。例えば観光地があっても、地元の人は足を運ばないことってあるじゃないですか。でも私は中華街もみなとみらいも野毛山動物園もしょっちゅう行くし、本当に地元ラブなんです。都会的な場所もあれば、自然もある一方でペリー来航からの歴史だったり、古いものをすごく大切に残している。そういう魅力を、私自身がこういう風に育って生活しているという実体験を伝えることで、ファンの方はもちろん、世界中の人に知ってもらいたいです」

――横浜の人って本当に横浜が大好きな人が多いですよね。どうしてなんでしょうか。

 「我が家は4代続けてハマっ子なんですけれど、近所の人との交流もすごくあるんですよ。私がアイドルだからとか特別扱いをしないで、お休みの日に横浜でいると『今日仕事休みなの?楽しんでね』とか声をかけれてくれたり。そういう変わらない場所だからこそ、離れられないですし、この先も離れる予定は一切ないです」

――山中市長から、子育て施策などの発信をしてほしい、という話がありましたね。

 「去年の年末に市長と対談させてもらったんですけれども、子育てがしやすいまちだと聞いて、魅力的だなと思いました。それに私は祖父母とずっと一緒に過ごしてきたので、今の横浜のまちを作ってきた高齢の方が住みやすいまちだということも発信出来たら、と思います」

高城れにさんと山中竹春市長(2月22日の定例記者会見の様子)。「人気グループとして国内外に幅広い世代のファンを持つ高城さんの発信力に期待しています」と山中市長

――3月9日にリリースされる新曲(『レニー来航!!』)の歌詞には、横浜のスポットがたくさん登場するそうですね。

 「シーパラや野毛、中華街、山下公園、ランドマークタワーなど大好きな場所を箇条書きにして、ここにはこういう思い出がある、とプレゼンしたんです。だから全部実体験がベースです」

――横浜市歌の歌詞やメロディーも盛り込まれているとか。

 「〝ハマっ子あるある″かもしれないですが…私の小学校では教室の真ん中に歌詞が貼ってあって、毎朝、朝の会で市歌を歌って一日が始まるんです。だからその習慣を今の子たちにも伝えたいと思って」

横浜魅力発信タイアップソングになった『レニー来航!!』

期間限定でホテルが「紫」一色に染まる!

――同じ日にみなとみらいでソロライブが行われるのに合わせて、横浜東急REIホテルさんとのコラボ企画も発表されました。

3月8日~12日の期間限定で開催される「横浜東急RENIホテル」の詳細はこちら!https://www.tokyuhotels.co.jp/yokohama-r/restaurant/plan/RENIHOTEL_MENU/index.html

コラボメニューの一つ「れにちゃんの大好物!茄子とキーマカレー 紫に包まれて」

 「こういうコラボは個人としては初めてなのでうれしいです。REIという名前もRENIと一文字違いで運命を感じます。実は企画された方が私を応援してくれているそうで、それもすごいご縁だなって思います。今回のアンバサダーもそうですし、家族がすごく喜んでくれました」

「RENIホテル」の仕掛人で、東急ホテルズ取締役執行役員の武井隆さんから総支配人の辞令が手渡されました

――ソロライブのタイトルを「開高祭」に決めた理由は。

 「今回は横浜に特化したライブにしたかったので、横浜ならではのテーマと言えば市民にとっての一大イベント『開港祭』かなと。私自身、開港祭の日は学校がお休みで、友だちと朝からダンスやパフォーマンスを見てっていうのが毎年の恒例だったので、尊敬の意を込めて今回のタイトルに決めました。衣装も横浜色の強いものにしていますし、横浜といえばこの曲だよねみたいな歌も歌うので、楽しみにしていてください」

――ももクロさんは今年15周年を迎えます。振り返るとどんな時間でしたか。

 「本当に自分の事とは思えないんです。もともといつまで続けるとか目標がなくて、気づいたら10周年、気づいたら5年経って15周年って感じだったので。でも、あっという間でしたけれど、一つ一つの思い出だったり、ライブ映像を振り返ってみると、すごく濃かった、いろいろなことさせてもらった密な15年間だったなって思います。だから改めて感謝したいですね、ファンの人に。応援してくれる人がいなければここまで続けてこられなかったので」

「みなさんに感謝です!」

――特に思い出に残っていることはありますか。

 「国立競技場でやったライブ(2014年に女性グループとして初めて開催)は、目標で掲げていたことでもあるので印象的です」

――14歳の時に横浜駅でスカウトされ、2008年にデビュー。15年間グループが続いた原動力は。

「1人だったらくじけていたと思うんですけれど、グループだったから、4人でフォローし合ったり助け合って続けることができました。あと私個人としては横浜に帰ってこられるから。本当に憩いの場所なんですよ横浜が。お仕事がどんなに忙しくても帰ってこられるという安心感でバランス取れてたのかなって思います」

デビュー当初、そごうの屋上で母親と芸能界での夢を語り合ったという高城さん

「横浜は原点であり、リフレッシュできる場所です」

――この3年はコロナ禍があり、また昨年は結婚も発表されました。何か心境の変化はありますか。

 「私自身、人間なので絶対に変わらないってことはありえないじゃないですか。だからといって自分を否定するんじゃなくて、受け入れながら進んでいきたいです。変化も受け止めてくれるファンの人を大事にしたいと思うし、応援したり期待してくれている人のために全力を注げたらいいな、と思いますね。そういう面では大人になったし、自分の状況を落ち着いて考えられるようになったのかな。ま、基本的には変わってないんですが(笑)」

――横浜でやってみたいことはありますか。

 「グループとしてはまだ開催したことのない横浜スタジアムとか、今年オープンするKアリーナ、ちょっとおしゃれにブルーノートとかでもライブが出来たらなって思います。今年は6月に行われる私の30歳を記念したライブが念願のぴあアリーナでできるので、そこも盛大にできたらいいなと思います」

――今後の目標は。

 「正直、20周年を迎えている自分たちを想像できないんですけれど、どんなかたちでも誰かに何かを届けるとか、自分が何かを表現するというスタンスは変えたくない。もっとパフォーマンスのスキルを上げたいですし、今までやったことないこともやってみたいです。求められる限りはそれに応えて頑張っていけたらなって思います。あとはアンバサダーとして、横浜の魅力を1年かけて語りつくしたいです!」

横浜市内のタウンニュース3月号の紙面でも記事を掲載しています

住所

神奈川県横浜市

公開日:2023-03-02

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