かつて三崎・日の出に住んでいた作家のいしいしんじさんの名を冠した祭りが3月25日(土)と26日(日)の両日、下町の商店街を中心に5年ぶりに開かれる。今回のために書き下ろした掌編の配布や本人による朗読、親交のあるアーティストによる音楽ライブなど、盛りだくさんの内容となっている。
いしいさんは2001年、都内から三崎に移住。執筆活動をしながら約10年の時を過ごした。
現在は京都に住んでいるが、祭りの開会宣言では「いまも三崎は、自分にとっての『母港』だと思っています。ひさしぶりに帰港して、盛大に、『いしいしんじ祭』をとりおこないたいと思います。みなさんひとりひとり、まぼろしの猫となって、最高の魚(みさき)にかぶりつきましょう」などと語っている。
三崎にある7店舗(三崎館本店、本と屯、牡丹、MP、まるいち、 ichi、ポパイ)で、いしいさんが書き下ろした掌編とオリジナル三崎下町MAPの配布や港町ツアー、朗読会のほか、作家の戌井昭人さんが主催する劇団「鉄割アルバトロスケット」によるパフォーマンス、音楽評論家の湯浅学さんらのバンド「湯浅湾」や「クラムボン」で歌と鍵盤を担当する原田郁子さんと「かもめ児童合唱団」によるライブなどを予定。
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