相模原市役所すぐそばの「ギャラリー誠文堂」は地域に根差したアットホームなギャラリー。「発想の転換は芸術から」をコンセプトに、オーナーの中澤夫妻が二人三脚で主に「現代美術」の魅力を発信し続けています。油絵・版画・陶芸・写真をメインに美術作品のネット販売やギャラリーレンタルも。ギャラリー誠文堂ではどんなアートな世界と出合えるのか?いざ潜入してきました!
<目次>
1.ギャラリー誠文堂ってどんな所?
2.ギャラリー誠文堂の「推し」10アーティストを発表!
3.お気軽グッズ、ギャラリーにあった!
4.まずは個展へ。2022年5月は、版画家・原陽子の個展「それから」と又村統展「廃材によるレリーフ」に注目!
5.私の個展も開けちゃう?中澤さん、「貸画廊」の仕組みを教えてください!
6.な、ぜ、か?ビデオダビングもやってる!
7.個展情報はメルマガで
1.ギャラリー誠文堂ってどんな所?
代表の中澤知津子さんは「作品の何が描かれているのかを知ることも大切ですが、作品の色・形・線から何かを感じることがより一層大切なのでは」とにこやかに語ります。
記者取材メモ
- JR相模原駅から歩いたら18分くらい、バスなら5分くらい
- 相模原市役所の目の前
- 現代美術の魅力
- 芸術作品に触れて、感じる!

とっても仲良しな、オーナーの中澤夫妻
2.ギャラリー誠文堂の「推し」10アーティストを発表!
ギャラリー誠文堂では芸術家が個展を開催するだけではなく、交流のあるアーティストたちの作品(版画・油彩・水彩・日本画・漫画・彫刻・陶芸・写真など)のネット販売もしています。中澤さんの「推し」10人を教えてもらいました!
- 草間彌生「かぼちゃ」1982年シルクスクリーン 68.6×55㎝
- 菅井汲「赤」1957年 リトグラフ 54.5×44.6㎝
- ジョアンミロ「鏡の前の人」 1956年 リトグラフ 36×55㎝
- 戸田みどり「朝顔」2017年 日本画 44×20㎝
- 大沼正昭「Yの回想」2011年 コラグラフ2/10 14×10.5㎝
- 小林文香「おやすみプシュケ」2015年 水性木版 55×85㎝
- 舩坂芳助オリガミシリーズ「MM422-DAIDAIKI」2020年
- 横田瑛子「ENDLESS」1996年 油彩 10号
- 秋竜山「丑年の七福神」水彩画 色紙サイズ
- 二木好文「葉紋角皿」(薄手)食器
「推し」10アーティストのプロフィールを紹介します。 ※アーティスト名をクリックすると詳細ページが確認できます。
(1)草間彌生
世界的に活動する作家。網目の連続やドット模様、カボチャが人気。バリエーションが広くコレクションするのに楽しい作家のひとり。
(2)菅井汲
ベネチアビエンナーレほか、外国の国際版画展で多数の賞を獲得し、国際的に高い評価を受けている、日本を代表する洋画家で版画家。
(3)ジョアンミロ
油彩、水彩、版画、彫刻、陶芸、壁画、タピスリー、さらには舞台芸術と、さまざまなジャンルを手がけている、天真爛漫な作風の芸術家。
(4)戸田みどり
中島千波に師事した本格的な日本画家。奥深い構図と色彩の鮮やかさ、幽玄さに定評があります。
(5)大沼正昭
創形美術学校の専任講師の傍ら、版画協会の理事や相模原市主催のあじさい教室の版画講師等を務める版画家。
(6)小林文香
女子美術大学で版画を学び、木版画の技法を用いて心象風景を描くアーティスト。
(7)舩坂芳助
海外での個展経験もある、国際的に活躍する版画家。近年は折り紙をモチーフにした作品を中心に取り組んでいます。
(8)横田瑛子
「ENDLESS-命の継承-」をテーマに作品を描き続け、着物の帯をモチーフに題材は和であっても作風は現代絵画に通ずる素晴らしい素質を備えた女流画家。
(9)秋竜山
雑誌等への掲載も多く、漫画大賞や文部科学大臣賞も受賞している人気漫画家。印象派の名画を漫画チックにひとひねりした「名画を笑うな」シリーズも人気。
(10)二木好文
陶芸仲間から「釉薬の魔術師」と呼ばれ、陶芸財団展大賞や新院展特選など、数多くの賞を受賞している陶芸家。
記者取材メモ
- 有名なアーティストがいっぱい
- 相模原在住や出身の作家も多いらしい
- 相模原って芸術のまち???
3.お気軽グッズ、ギャラリーにあった!
ギャラリー誠文堂には、アーティストたちのポストカードや雑貨、陶器などの作品販売コーナーがあります。大切な人への贈り物、世界にひとつだけのアレにしようかな?
- アーティストのポストカード
- きれいなキーホルダーがたくさん
- ハンカチやポーチも
あれもこれも欲しい!と悩んでしまうくらい豊富なポストカードに四季を感じるキーホルダーなど、プレゼントによろこばれそうな品物が並んでいます!
記者取材メモ
- ポストカードってつい買いすぎちゃう
- かわいいニャンコのピアスを発見!
- 買っちゃった、夏色のハンカチ
4.まずは個展へ。2022年5月は、版画家・原陽子の個展「それから」と又村統展「廃材によるレリーフ」に注目!
原陽子・個展「それから」

それから #10
ギャラリー誠文堂では2022年5月9日(月)~5月21日(土)に、版画家・原陽子の個展「それから」を開催。武蔵野美術大学大学院の造形研究科美術専攻版画コース卒の原陽子さんは、国内外で絵画や版画作品を発表するなど活躍し、現在は作品活動を続けながら、多摩美術大学のドローイングの非常勤講師も務めています。原さんは個展を開くにあたり、「日々の生活の中で、自身の意思とは関係なく妙に頭から離れない形や現象、言葉の持つ意味、それらが纏っている空気感を描きたい」と話していたそう。「是非、この機会に間近で鑑賞してほしい」と中澤さん。
- 思っていたのと違う「版画」がここに!
- 原陽子 個展「それから」
- 会期:2022年5月9日(月)~5月21日(土) ※日曜休廊
- 時間:平日10:00~18:00・土曜日13:00~18:00 (最終日17:00)
- 作家在廊日:5月9日(月)
又村統展「廃材によるレリーフ」

Crying Fish
2022年5月23日(月)~6月4日(土)は、又村統展「廃材によるレリーフ」。武蔵野東京藝術大学油絵科出身の又村統さんはテレビ広告のアートディレクター業務に長年携わり、今までに個展やグループ展を数多く開催。抽象的な油絵作品で知られている又村さん。今回の個展では一風変わったビール缶や針金ハンガー、ブリキ板などの廃材を使った作品が並びます。「おもしろいでしょ?」と中澤さん。「廃材」をテーマにしたことについて又村さんは「毎日の生活に必要なモノがその役目を終わり廃棄される。それぞれの役割から解放された物質は新たに表現素材として、次は何に生まれ変われるのか?また、新たな生命を生み出すことができれば」と語っていたそう。
- 又村統展「廃材によるレリーフ」
- 会期:2022年5月23日(月)~6月4日(土) ※日曜休廊
- 時間:平日10:00~18:00・土曜日13:00~18:00 (最終日17:00)
5.私の個展も開けちゃう?中澤さん、「貸画廊」の仕組みを教えてください!
ギャラリー誠文堂は、誰でも個展やイベントを開催できる、親しみやすいギャラリー。「アーティスト」でなくても大丈夫!(らしい)友達との手芸作品展やグループ展、ワークショップなども定期的に催されているそうです。
記者取材メモ
- 私も絵手紙展、お願いしちゃおうかな~?「1年半くらい先なら空いてますよ。気軽に相談に来てください」と中澤さん。1年半?!、まっ、今から準備するから丁度いいかも?まずはおうち時間で創作開始!
料金表はこちら
1週間 | ¥22,000(税込) |
2週間 | ¥33,000(税込) |
売上金に対する手数料 | 40% |
販売品の送料について | 5万円以上の場合は当画廊で負担 5万円未満はお客様または利用者負担 |
記者取材メモ
- 一生に一度くらい「個展」をやってみたい
- 中澤さんが優しく相談にのってくれる!
- ポストカードづくりやメディア宣伝もしてもらえるらしい
6.な、ぜ、か?ビデオダビングもやってる!

残したい大切な思い出をDVDに
懐かしい思い出や作品の映像、音声の再現ができなくて困ってる人に朗報!なんと、ギャラリー誠文堂ではVHSやベータビデオをDVDに、カセットテープやMDをCDにダビングしてもらえるそう。金額は¥1100(税込)~。昔のデッキがなくて見られない、結婚式や発表会で記録を再現したい、と悩んでいる人、一度相談してみて!
記者取材メモ
- 私はVHS派でした!
- VHSからDVDにするには30分以内1100円、以降15分ごとに220円でできます。
7.個展情報はメルマガで
ギャラリー誠文堂では1カ月に2つくらい、個展や作品展が開催されています。情報を逃したくない、いち早く知りたい、という方は今すぐメルマガ登録を!私はすぐ登録しましたよ。気になるアーティストの最新情報やトピックスも届きます!