公益財団法人川崎市市民自治財団は2月22日、川崎市総合自治会館ホール(中原区)で講演会を開催。川崎区3町内会の町内会長が活動事例を報告した。
元木1・2丁目町内会は飯島元和会長が「withコロナの取組み」と題し登壇。同町内会の課題に、地域コミュニティーの希薄化や高齢化による様々な問題の発生、子育て環境の孤立化を挙げた。課題解決を図るため「もとき健康道場」「もとき食堂」「もときよろず相談応援隊」のそれぞれの取り組みを紹介。飯島会長は「やる方も楽しく、参加者も楽しんでもらえることをやろう」をモットーにしていると語った。
観音町内会は早川佳伸会長と川田邦男副会長が「助け合いのまちづくり」をテーマに講演。非会員へのアプローチとしてフェイスブックの活用を挙げた。市の支援を受けながら「防災のまちづくり」をスタートし、防災まち歩きやアンケート調査などに取り組んでいることを紹介。要援護者支援に向けた訪問活動や勉強会を実施していることも取り上げた。「地域のみんなが笑顔で暮らせる、元気な観音町内会をつくりたい」と述べた。
鋼管通二丁目町内会は渡辺浩俊会長が「高齢者見守り活動の取組み」について紹介。グループを作り互いに見守る「日常みまもり」や町会長、副会長、民生委員、老人会長らが5、6人で巡回訪問する「定期みまもり」活動について説明した。病院と合同の防災訓練についても言及。渡辺会長は「安心して、安全に暮らせるまちを目指して、今後も日々活動していきたい」と抱負を語った。