ー日本初のクラブが誕生ー自然を舞台に取っ組み合いの真剣勝負
日本で初めてのビーチレスリングクラブが4月、葉山に誕生する。主宰するのは町在住の元日本チャンピオンで、早稲田大学のコーチも務める田中幸太郎さん。自然を舞台にした「取っ組み合いの真剣勝負」で、子どもたちの心身の成長を促す。
国内トップ選手としてロンドン・リオ五輪を目指していた田中さん。国内予選で夢破れ、27歳で引退。その後、町内で自然体験教室を開くNPO法人オーシャンファミリーと出会い、現在も働いている。
母校の早稲田大学や、県内の中学高校で指導しているなかで、知人から「葉山でレスリング教室をやって」と言われ、練習場所を浜辺にすることを決めた。
国内では競技人口も大会もほとんどないが、2028年のロス五輪で女子ビーチレスリングが正式種目になる機運が高まっているという。「ここから広い世界へ羽ばたく選手が出たら」と田中さんは抱負を語った。
練習は毎週木曜、午後4時に葉山公園に集合し、一色、大浜、長者ヶ崎のいずれかの浜で行う。子どもだけでなく、大人の参加も可能。4月2日(日)には、大浜海岸で体験会を実施。午前10時から11時まで。参加無料。6日(木)から本格稼働し、初回は無料で参加できる。田中さんは「気になる方はふらっとお越しください」と呼び掛けている。雨天中止。詳細はインスタとホームページで発信する。