童謡作家・北原白秋と平塚市のつながりを広める活動をしている「湘南平塚白秋の会」が、平塚市総合公園に白いバラの品種「白秋」を寄贈し、3月17日に公園関係者によって南駐車場そばのバラ園に植栽された。
同会は2012年に発足。大船市の育種家が作出した白秋を市内各地に植栽する事業を行っている。13年には、平塚駅南口の広場に寄贈した。北原白秋は、紅谷町にあった料亭むさし野で約10日間滞在し、市内各地を巡ったと言われている。その経験から生まれたのが、「平塚音頭」「平塚小唄」だ。
バラが市の特産品であることから、同会の古賀信也会長(67)は、「過去、平塚市のバラ生産量は日本一だった。バラの白秋を通して、北原白秋を含めて市のバラの魅力も知ってほしい」と熱い思いを話した。