3月11日に解禁された相模湾のシラス漁。小田原漁港で唯一のシラス漁を行う「第一和田丸」も水揚げ量が増えており、活気が戻っている。和田博行さんは「当初は不漁が続いたが、中旬以降から獲れだした。相模湾に群れが入ってきたかな」と話す。
好不調の見極めが難しいシラス漁。「去年は獲れだしたのが遅かったけど今年は例年通り。毎年その時にならないと分からない」という。
3年前から市内国府津に直売所を構え、隣接する加工施設で釜揚げシラスの製造も始めた和田さん。「今は粒が細かいシラスが人気で、今年はそういった質の良いシラスも多く獲れているから、ぜひ旬の地ものを食べてほしい」と笑顔で話している。