茅ヶ崎市は3月28日から、図書館で予約した資料を非対面で24時間受け取ることができる専用ロッカーの使用を開始しました。愛称は「うけとりちゃんDX」です。
市は、これまでネスパ茅ヶ崎で行ってきた配本業務が3月31日で終了することから、利用者の利便性を確保するための代替措置として、ロッカーを導入。同様の取り組みは県内では初といいます。
設置されているのは、JR茅ケ崎駅自由通路南側のエレベーター横で、茅ヶ崎市のキャラクター「えぼし麻呂」と「ミーナ」、茅ヶ崎市立図書館のキャラクターの本の虫「ポン」と「ボン」がデザインされています。
資料を受け取るには、市図書館のホームページから希望する資料を「ロッカー」を受取場所として予約。資料が投入されると登録したメールアドレスに通知が届き、ロッカーの操作パネルに図書館の利用者カードのバーコードをかざすと、開く仕組みとなっています。返却はロッカー横の返却ポストか、窓口へ直接持参を(CD等はポストに返却出来ません)。
大型本など物理的にロッカーに入らない資料や紙芝居などは対象外ですが、市立図書館が保有する約50万点の書籍や視聴覚資料のほとんどが対象で、初日だけでも20人から予約が入ったそうです。同館では「駅に設置されているので、通勤・通学の途中に利用してもらえたら」と話しています。