鎌倉時代から鶴見神社(金子剛士宮司)に伝わる横浜市地域無形民俗文化財「鶴見の田祭り」が4月29日、同神社境内で行われる。
田祭りとは、神壽歌(かみほぎうた)といわれる節に合わせ、一年の稲作の所作を演じる伝統芸能。明治初期に国から廃絶命令を受け一度途絶したが、先代宮司や鶴見歴史の会らが尽力し、1987年に再興した。
ここ数年はコロナ禍で中止や縮小する形での開催が続いたが、今回4年ぶりに通常開催される。
メイン会場となる神社境内では、正午から地元自治会町会などによる模擬店や縁日などが開かれる。舞台では午後1時から鶴見中学校吹奏楽部による演奏や、鶴見小と豊岡小児童によるソーラン節、鶴見邦楽連盟・藤間社中による日本舞踊などが披露される。
そして、「田祭り祭典」は4時30分から。6時から「神壽歌」が開始される。
また、鶴見駅東口では5時半から、鶴見神社氏子青年会を筆頭に、汐田竜神、下末吉第二会、末吉愛宕連、生麦獅友会による万灯神輿5基が神社まで渡御し、伝統文化に華を添える。
入場無料。雨天時は同神社参集殿で実施(内容など変更あり)。
問い合わせは鶴見田祭り保存会(鶴見神社内)へ。