八王子市在住のアーティスト、大窪勇壱さん(55)=本名・大久保雄一=と大久保美咲さん(14)が親子で展覧会を共同開催している。夕やけ小やけふれあいの里市民ギャラリー(上恩方町)で6月末まで。勇壱さんは「神の滝表現者」として絵画15作品、美咲さんは「昼と夜の世界表現者」として写真10作品を公開中だ。
フランス芸術家協会(ル・サロン)外国人会員で、会社員の傍ら創作に傾注する勇壱さん。人の心に存在する神を表現した独自の絵画「神の滝」の制作を継続する。「幸福が未来へと続くことを願い、今後も希望に満ちた神の滝を永遠に描き続けたい」と話す。
父親の影響で9歳から写真を始めた美咲さんは、写真の編集も行う。全国規模のコンテストでも結果を出す。中学3年生で臨む今展は、昼と夜の世界を写真作品として一つに表現しようと試行錯誤。「日常では見られない風景を意識し、光と色彩をメインに暗闇もうまく調和したいと考えた。シリーズ作品を幻想的に感じてもらえたら」と思いを込める。
展覧会は観覧無料(同園への入場料は大人200円)。同園【電話】042・652・3072。