大和市内福田在住の吉村光男さん(82)が5月25日(木)〜29日(月)まで、写真展「日本の世界遺産と大和市の四季」をシリウス1階ギャラリーで開く。22年間撮り続けた100万枚の中から、選りすぐりの52枚が並ぶ。
写真展では、泉の森やゆとりの森など、散策中に発見した野鳥や花、文化遺産のほか、吉村さんが巡った国内の世界遺産を展示。22年間の写真の中から選ぶことで、今では見られなくなった景色に出会えることも。
カメラ始め人生に彩り
吉村さんが写真撮影を始めたのは、定年退職後の60歳から。カメラを片手に近所を散策がてら、花や風景を撮るところから始めた。
その後、市内各地を歩いてまわり、次第に野鳥の撮影にも挑戦。「これが難しくてね」と話すも、表情は穏やか。知床や厳島神社など世界遺産の撮影をきっかけに旅の魅力にも目覚め、旅行もライフワークの一つに加わった。
吉村さんは「誰もが目にできる光景を、誰もが持つ目線で撮るように心がけている」と語り、「カメラは敷居の高いものではなく、誰でも始められる。(写真展が)そのきっかけになれば」と話している。
写真展は各日午前10時〜午後6時。入場無料。