加藤真史さんの絵画展「Suburban Undercurrent」
相模野の窪地にまつわる「でいらぼっち(巨人)伝説」や国道16号線、旧日本軍関連の施設が多く作られた軍都としての相模原、などを題材に制作する画家の加藤真史さんの絵画展「Suburban Undercurrent」が6月4日(日)まで、県立相模湖交流センター(与瀬259の1)のアートギャラリーで開催されている。
加藤さんは1983年に愛知県に生まれ、その後相模原に転居。「郊外」「風景」「地図」をテーマの芯に捉えた作品を手掛けており、同展では風景画など、約35点を見ることができる。
今回の絵画展について企画担当者は「戦前から戦後にかけてつくられた相模湖と相模野の歴史は地続きであるという考えのもと行う、愛知の郊外から相模野を経て相模湖へと至る、現在までの郊外への介入の記録の提示」と解説。また、「加藤さんの作品は歴史と記憶が反応して生まれる結晶のよう。思いがけない時代背景との出会いに浸ったりしていただく機会となれば」と話す。
入場無料。開館は午前10時から午後5時まで。月曜休廊。絵画展の詳細、問い合わせは同センター【電話】042・682・6121。