横浜市港北区で地域の文化芸術振興に寄与するクリエイター集団「スターリンクス エー・ティー」(菊名/松井寿徳代表)が、ヴォイスドラマ「新・大途とハル」を制作した。同作品は菊名、小机地域ゆかりの人たちが出演し、史実に基づくフィクション。秋頃に静聴会を予定している。舞台は戦国末期、豊臣秀吉の北条征伐で終焉を迎えた、北条氏の悲話を描いている。
菊名の俳優事務所に所属する、松林早紀さんがハル役を務めた。ハルは、周りの男性よりも凛とした姿で立ち向う女性。松林さんは「初めてのヴォイスドラマで緊張した。声だけで表現するのは難しかった」と話した。松井さんは「秀吉に負けたのは相手の状態が見えていないわけではない。歴史は勝者の意見で動くが、負けた側の目線を大事にした」とした。
松林さんは、横浜のご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター☆ジャン」に月影光役で出演している。