本牧市民プールが7月8日(土)にリニューアルオープンした。
管理棟から入場すると左手に高さ約10mの大型スライダーと深さ49cmの幼児プール、右手には同じ水深のアトラクションプールが設置。
その後方には1周約240mの流水プールが広がる。
海水浴場をイメージした渚状の水際も。中央には全長約40mにおよぶ2本のウォータースライダーが設けられた。
利用日限定でナイトプールの営業も行われ、子どもから大人まで楽しめるラインナップとなった。キャンプ・バーベキューエリアも設け、より魅力的な施設へと生まれ変わる。
営業時間は午前9時から午後5時30分まで。25台だった駐車場は165台に拡充。利用料金は大人1400円、中学生700円、小学生以下400円、3歳以下は無料。利用日限定でナイトプールの営業も行う。また、リニューアルオープンに際して記念回数券を発売するほか、小学校で配布する予定の案内チラシを持参した市内の児童には回数券よりも安価な料金で利用できるキャンペーンを実施する。
開業式典で関係者ら祝う
オープン前日には記念式典が行われ、地元の本牧・根岸地区の自治会町内会をはじめ市会議員、市、運営企業の関係者ら約100人が参列。本牧の新たな魅力誕生を祝った。
式典であいさつした山中竹春市長は「子どもたちの夏の思い出に残る場所になれば」と期待を示した。管理運営を行う本牧ベイパーク(株)の野部幸男社長は、夏期利用のほかに「SUPやカヌー、またキャンプやバーベキューなどオフシーズンも楽しめる」と説明していた。
本牧ゆかりのアーティスト、クレイジーケンバンドの横山剣さんや地域の子育て世代代表としてアレックス・ラミレスさんと美保さん夫妻、トライアスロンで五輪3大会出場の上田藍さんがゲストとして招かれた。
待望の再出発へ
同プールは1969年、砂浜の埋め立てにともなう海水浴場の代替として開業。45年にわたり市民に親しまれてきたが、施設の老朽化と漏水により2016年夏から営業を休止していた。
再整備に向けては市が民間の資金とノウハウを活用するPFI事業を実施し、2021年に本牧ベイパーク(株)と事業契約を締結、指定管理者として、営業再開に向けて準備を進めてきた。
本牧・根岸地区連合町内会の上保光正会長(69)は「プール再開に子どもたちは喜んでいるのでは。入場口の並び方など地域への周知を徹底してほしい」と話した。