マサチューセッツ工科大学流で
小中学生に起業家精神(アントレプレナーシップ)を育んでもらおうと川崎市は「かわさきジュニアベンチャースクール2023」を8月7日(月)から開講する。マサチューセッツ工科大学(MIT)流の問題解決のアイデアを考える方法で、社会課題の解決法を探り、世界で活躍できる人材育成を目指す。
企業や新規事業の立ち上げを指す「スタートアップ」の持つイノベーションや活力がこれからの日本経済をけん引するポイントと指摘される中、市はジュニア世代に焦点を当て、3年前から同スクールを開講。実施に当たっては「川崎市子ども・若者応援基金」を活用している。
「失敗を恐れず新しいことに挑戦する力」を養う
今回も「失敗を恐れず新しいことに挑戦する力」を養うことを目標に、MIT流の問題解決のアイデアを考える方法をベースに、企業で取り組む最先端の研究に触れながらチームワークやリーダーシップなどを力を磨く。
講座は10月28日(土)までの全7日間。主に夏休みや日曜日を中心に、かわさき新産業創造センター「AIRBIC」(幸区新川崎)で開く。講座は自分が興味のある問題や仲間を見つけることから始め、その後は3〜4人のチームに分かれて解決すべきテーマを設定し、そのためのアイデアや試作を行う。最終回は発表会で成果を披露する。
市の担当者は「身近な起業家にも会えるのが魅力。これまでの参加者からは『学校の学習とは異なる学びや発見があった』と好評です」と、参加を呼びかける。
申込締切【6月30日】
対象は、市内に在住または在学する小学校5年生から中学生。定員は30人。申し込みや詳細は、ウェブサイト(「かわさきジュニアスクール2023」検索)から。6月30日(金)締め切り。
市によると、7日間コースのほか、半日の体験コースも開設。8月22日(火)と23日(水)、12月26日(火)に開催する。
詳細は、ウェブサイトを参照。