京急久里浜駅とJR久里浜駅周辺に広がる西口栄通り、駅前本通り、すずらん通り、黒船仲通り、はろーど通り、中央通りの6商店街で構成する「久里浜商店会協同組合」は、7月3日にサッカーJ1「横浜F・マリノス」と共同開発した「F・マリノス KURIHAMAカレー」を発売しました。
- いまや全国区の知名度を誇る「よこすか海軍カレー」に続く、〝カレーの街よこすか〟で生まれた新たなご当地カレーとは?気になる詳細をご紹介します。
きっかけは「F・マリノス、久里浜に〝上陸〟」
久里浜1丁目公園内に、横浜F・マリノスの練習場「F・Marinos Sports Park -Tricolore Base Kurihama-」がグランドオープンしたのは2023年6月(一部施設は1月供用開始)。そこから遡ること約4年。2019年に拠点整備に関わる基本協定を市と横浜マリノス㈱が締結して以降、地元久里浜でも街をあげて歓迎ムードを高め、にぎわい創出の起爆剤として地域連携の方策を模索してきました。
その中で商店街の若手有志が横須賀名物のカレー×F・マリノスによる商品開発を提案。およそ1年半をかけて、チームの栄養管理アドバイザー監修オリジナルレシピの「F・マリノス KURIHAMAカレー」が誕生したのです。
久里浜商店会協同組合 森下守久理事長(写真右)のコメント
「久里浜、横須賀の街が全国に知れ渡ることで来街者が増え、チームのファン・サポーターが増えたらうれしい。F・マリノスとカレーの相乗効果で地域を盛り上げていきたい」
食欲増進!辛みと甘みのハーモニー
さて、気になるカレーのお味のほどは。
しっかりとスパイスが効いて、ピリ辛ながらも甘みとコクを感じます。具材はじゃがいも、にんじん、牛肉がごろっと入っていて、食べごたえ十分。「これがレトルト?」と思ってしまう、お店の味に勝るとも劣らない本格派のカレーでおいしかったです。「何回も試作を重ねて、スパイスの量をグラム単位で調整した」という開発担当者の話も頷けます。
もちろんパッケージデザインにもこだわりが。トリコロールを基調に、商店街と練習場の写真が並び、チームキャラクター「マリノス君」とペリー提督に扮した横須賀市イメージキャラクター「スカリン」が描かれており、一目で地域連携で誕生した商品だと分かりますね。
商店街内約40店舗で販売
価格は1個550円(税込)。久里浜商店街内店舗、約40カ所で購入できます(2023年7月現在)。レトルトなので飲食や小売業だけでなく、日用雑貨や薬局といったお店でも取り扱っていることが大きなポイント。参加意識が高まって街の一体感を生むだけでなく、定休日や営業時間が様々な個店の集まりだからこそ、消費者は欲しい時にいつでも買える。これは商店街最大の強みではないでしょうか。
練習場を訪れるチームのファンやサポーターの皆さんは久里浜土産にするも良し、地元の皆さんは帰省の手土産にするも良し。でもやっぱり、まずは一度ご賞味あれ!
トリコロールに染まる久里浜
久里浜商店街を歩くと、どこもかしこもF・マリノスのエンブレム&チームカラーであるトリコロールで彩られ、周辺の分電盤や路面の装飾、フラッグ、イルミネーションなど「地域をあげてチームを応援するぞ!」というアツい思いが伝わってきます。湘南信用金庫久里浜支店の店頭では、サイン入りユニフォームやボールなどが飾られていてファンならずとも必見です!
2022年末には、京急久里浜駅西側の市道の愛称が「久里浜F・マリノス通り」になりました。JR久里浜駅前から八幡公園方面に伸びる約400mの直線道路で、左右には飲食店やクリニックなど久里浜西口栄通り商店街が連なっています。新設された街路灯にも1基ずつラッピングが施され、暗くなると明かりが灯って昼とは違う印象が楽しめるのもユニーク。
そして、京急と並んでもう1つの玄関口であるJR久里浜駅前に立つ自転車等駐車場の壁面やF・マリノススポーツパーク近隣の消防団第40分団詰所もトリコロールに一新されています。
チーム公認の応援ショップ
また、久里浜商店街には「マリノス応援ショップ」の登録店も多数あり、その輪がどんどん広がっているのだとか。こうしたところからも商店主さんの本気度が伝わりますね。
登録店はこちらからチェック↓
https://www.f-marinos.com/supportshop
- 2023シーズンの後半戦へ突入した横浜F・マリノス、ますます盛り上がる久里浜商店街から目が離せません!