二宮町では、65歳以上の高齢者の安全・安心を確保するため、二宮町社会福祉協議会と連携して「シルバー緊急通報システム」の普及を図っている。2022年の7月から電話回線なしでも機器が設置できるようになり、登録者数も増加傾向にあるという。
同システムは、同居人の有無に関わらず、1人になる状況の多い高齢者が対象となっている。外出時に熱中症や認知症の見守りが行われる「みまもりタグ」や在宅用の緊急ボタン「非常ペンダント」などがある。災害時の避難支援などの機能や、離れて暮らす家族などへ日々の様子をメールで知らせるサービスも追加された。
二宮町社会福祉協議会の松永敏幸さんは「高齢化が進む中で家族や地域の方がずっと見守るのはなかなか難しいので、このシステムの必要性は高まると思う。新しい機能を追加するなどこの先も時代にあったものに改良できれば」と話した。また、町高齢介護課の堀込亮平さんは「まだこのシステムを知らない方も多いので、社協と連携して周知を進めていければ」と話した。
問い合わせは町社会福祉協議会【電話】0463・73・0294。