老舗和菓子店・伊勢屋(本店/小田原市本町)とスパイス料理研究家・印度カリー子さんのコラボ商品「スパイスカレーいなり」と「シナモン大福」が話題だ。
きっかけは中川工務店(市内栢山)の中川正秀さんが出演しているFMヨコハマ「ちょうどいいラジオ」。6月ごろ伊勢屋の3代目・大矢雅一さんに出演してもらい、過去に同番組に出演もあるカリー子さんとのコラボ商品開発を打診した。
中川さんの「スパイスでまちを元気に」という言葉に興味が湧いたというカリー子さん。いなりずしではスパイスの風味を生かしつつ、子どもも食べやすいようチーズを隠し味に。大矢さんは、カリー子さんのレシピと「長年注ぎ足してきた甘じょっぱいタレ」の油揚げとの相性を考え試作を重ね、同番組DJの光邦さんも試食しながらアイデアを出した。完成品にカリー子さんは「さすが老舗の伊勢屋さん」とニッコリ。
販売初日の8月23日、ラスカ小田原の店舗にカリー子さんと光邦さん、中川さんが来店し商品をPRするとあっという間に完売。中川さんは「ほかの企業にも広がっていけば小田原が盛り上がる」と思いを語った。各商品は本店、ラスカ店で数量限定販売(カレーいなりは9月下旬まで)。