洗濯の科学的・効率的な方法を学びながら、家族のコミュニケーションを円滑にするコツを身につける「家事シェアセミナー」が10月21日午前10時から11時30分まで、泉区地域子育て支援拠点「すきっぷ」=泉区和泉中央南=で行われる。市と生活用品大手「ライオン」の共同開催。
横浜市が2022年度に行った調査では、家事育児に費やす時間は女性が1日平均5時間41分であるのに対し、男性は1時間57分と大きな偏りがみられた。また、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に賛成する人が26%おり、市は「性別役割分担意識は社会で根強く残っている状況」としている。セミナーは家庭内での家事を見直してもらい、こうした役割分担意識を変えていこうと企画したもの。
父親の子育て支援事業などを行うNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の杉山錠士さんとライオンの「お洗濯マイスター」である大貫和泉さんが講師となり、洗濯の方法を学びながら、調査結果に基づく家事に対するこだわりや不満、家族のコミュニケーションを円滑にする方法などを考える。
対象は市内在住・在勤の夫婦、カップル(1人での参加も可能)。参加無料で定員は先着20組。市サイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/danjo/kigyou/kajishare-event.html)内にある専用フォームから申し込む。問い合わせは市政策局男女共同参画推進課【電話】045・671・2017。